NPO法人JDS(ジャパンドッグスタンダード)は、このたびの東日本大震災により被災された飼い主様の要請を受け、任意団体save the dog 、公益社団法人CIVICFORCEと連携し、福島第一原発より半径20キロ圏内に取り残された犬たちを保護してまいりました。(5月12日現在40頭を保護)
しかしながら現在においても原発事故による警戒区域、計画的避難区域、また緊急時避難準備区域などが存在し、被災地の住民の皆様とその愛犬たちは生命を脅かされる日々を送らざるを得ない状況にあります。
そこで私たちJDSは、これらの状況を少しでも改善するべく、「被災地に出来るだけ近く、かつ安全の確保できる地域」である栃木県那須塩原市(戸田488-6)に「東北被災犬シェルター」を設置し、行政との連携を図りながら被災犬の保護・管理を行うことにいたしました。
従来のドッグシェルターであれば300頭は収容できる用地を確保しておりますが、保護された犬のメンタル・フィジカル両面を最優先に考慮した結果、収容頭数の上限を約100頭とし、プロのドッグトレーナーが監修・運営する日本で唯一のドッグシェルターを目指して開設いたします。
現在、計画的避難の実施時期にあわせた5月下旬からの稼動を目標に「ボランティアの募集」・「運営費用のための募金」を行っております。
1頭でも多くの犬の命、1人でも多くの被災地域の飼い主様の安全や安心を確保できるよう、今後とも全力で取り組みたいと考えておりますので、皆様の温かいご支援・ご協力を何卒よろしくお願い申し上げます。